湯西川温泉に1泊2日|かまくらの灯りと囲炉裏料理、平家伝説の里へ
2026年10月4日

※この記事にはプロモーションが含まれます。
栃木県の湯西川温泉は、平家の落人が隠れ住んだと伝わる山あいの温泉地です。日光からさらに山へ入った場所にあり、同じ栃木でも鬼怒川や日光とはまるで空気が違います。
とくに冬。あたり一面が雪に覆われると、驚くほど静かになります。車の音も人の声もなく、雪が落ちる音だけが聞こえるような、そんな時間が流れています。
宿では囲炉裏を囲んで、串に刺した川魚を焼きながら鍋を待つ——。そういう過ごし方が似合う温泉地です。
こんな方におすすめ
・にぎやかな観光地ではなく、静かに過ごせる温泉地を探している方
・囲炉裏料理や山の幸を味わってみたい方
・冬ならではの景色を見に行きたい方
・日光までは行ったことがあるけれど、その先はまだという方
・車でのんびり出かけたい方
全体スケジュール
【1日目】
10:00 東京を出発(東北自動車道・日光宇都宮道路経由)
13:30 道の駅 湯西川で昼食・足湯
14:30 平家の里を歩く
15:30 湯西川水の郷の吊り橋
16:30 宿にチェックイン、温泉へ
18:00 囲炉裏を囲んで夕食
19:30 かまくら祭のライトアップ(冬季のみ)
【2日目】
8:00 朝食、雪景色の中を散歩
10:00 チェックアウト
11:00 川治温泉で立ち寄り湯
12:30 龍王峡を歩く
13:30 遅めの昼食
17:00 東京着
※料金は、お出かけ前に各施設の公式ホームページなどで最新の情報をご確認ください。
1日目|山へ分け入り、平家の里へ
道の駅 湯西川
湯西川の入口にある道の駅です。ここまで来ると、もう完全に山の中。ほっと一息つける場所です。
温泉と足湯があり、運転で固まった体をほぐせます。レストランでは山の幸を使った料理が食べられます。
この道の駅は鉄道の駅(野岩鉄道・湯西川温泉駅)と一体になっているのも面白いところで、電車で来る方はここからバスに乗り換えます。
平家の里
茅葺き屋根の家が並ぶ、平家の落人の暮らしを再現した施設です。
壇ノ浦の戦いに敗れた平家の人々が、追っ手を逃れてこの地に隠れ住んだ——という伝説が、湯西川には今も生きています。鯉のぼりを揚げない、鶏を飼わない(鳴き声で居場所が知れるため)といった風習が、長く守られてきたそうです。
雪の積もった茅葺き屋根は、とても絵になります。
湯西川水の郷
川沿いにある施設で、名物は長い吊り橋です。橋の上から渓谷を見下ろすと、季節ごとにまったく違う景色が広がります。
冬は白一色、夏は深い緑。同じ場所とは思えないほどです。
・冬は営業期間が限られる場合があるため、事前に確認を
泊まるなら|囲炉裏のある宿を
湯西川に泊まるなら、ぜひ囲炉裏のある宿を選んでみてください。ここが湯西川の一番の楽しみだと思います。
部屋ではなく、炭火の入った囲炉裏を囲んで食事をします。串に刺した川魚を自分で火のそばに立てて、じりじりと焼けていくのを待つ。その横では鍋が煮えていて、焼き味噌の香りが立ちのぼる。食べ終わる頃には、体の芯まで温まっています。
食事そのものより、その時間が記憶に残る——そういう夕食です。
お湯は肌あたりのやさしい、とろりとした感じの温泉です。雪見ができる露天風呂のある宿も多く、湯に浸かりながら静かに雪が降るのを眺める時間は格別です。
冬の夜|かまくら祭の灯り
湯西川の冬といえば、かまくら祭です。例年1月下旬から3月上旬にかけて開かれます。
見どころは、河原一面に並ぶ小さなかまくら。ひとつひとつにろうそくが灯され、雪の中に無数のオレンジ色の光が浮かび上がります。写真で見るより、実際に目にしたほうがずっときれいです。
大きなかまくらの中でバーベキューができる会場もあります。
・ライトアップ:夕方から夜にかけて(点灯日が決まっているため、必ず公式サイトで確認を)
・足元が凍るので、滑りにくい靴が必須です
2日目|雪の朝と、帰り道の寄り道
朝の散歩
早めに起きて、宿のまわりを少し歩いてみてください。
冬の朝の湯西川は、本当に静かです。音がないというのは、こういうことかと思うほどです。都会で暮らしていると、こんなに静かな場所にはなかなか出会えません。
寒いですが、10分でもいいので外に出てみる価値があります。
川治温泉
帰り道の途中にある温泉地です。立ち寄り湯ができる共同浴場があり、湯西川とはまた違ったお湯を楽しめます。
龍王峡
鬼怒川と川治の間にある渓谷です。駐車場から遊歩道が整備されていて、虹見の滝まではそれほど歩かずに行けます。
ごつごつした岩と川の流れが作る景色は迫力があり、冬は水しぶきが凍って白く光ります。
ただし冬の遊歩道は凍結します。無理はせず、入口付近の展望だけでも十分に楽しめます。
夏の湯西川もいい
湯西川は冬の印象が強い場所ですが、夏もおすすめです。
標高が高いので、都心より涼しく過ごせます。渓谷は深い緑に包まれ、川の音が絶えず聞こえています。冬の静けさとは正反対の、生命感のある静かさです。
冬に行くか夏に行くか——どちらも違う良さがあるので、気に入ったら両方の季節に訪れてみてください。
アクセス・持ち物
東京からの行き方
【車の場合】約3時間30分
東北自動車道 → 宇都宮IC → 日光宇都宮道路 → 今市IC → 国道121号を北上 → 湯西川温泉
【電車の場合】約3時間
浅草駅 → 東武特急(下今市で乗り換え)→ 鬼怒川温泉駅 → 野岩鉄道 湯西川温泉駅 → バスで約25分
車のほうが自由がきくので、立ち寄りを楽しむなら車がおすすめです。
冬に行くときの注意
・スタッドレスタイヤは必須です。山道を登っていくので、ノーマルタイヤでは危険です
・ガソリンは日光市街地のうちに入れておきましょう。
・日が暮れるのが早いので、夕方以降の運転は慎重に
・雪の日は時間に余裕を持って
持ち物
・滑りにくい靴(かまくら祭の河原は特に)
・手袋、帽子、カイロ
・現金(小さなお店では使えることが多いです)
・カメラ(かまくらの灯りはぜひ)
旅のしおり(PDF)
あわせて読みたい
紅葉の時期の日光も、本当に素晴らしいです。
まとめ
湯西川温泉は、派手な見どころがたくさんある場所ではありません。けれど、
・囲炉裏を囲む夕食
・雪に包まれた静けさ
・かまくらの灯り
この3つだけで、十分に行く価値のある温泉地です。
日光まで行ったことがある方なら、あと1時間ほど山を登るだけ。その先に、まったく違う世界が待っています。
静かな冬を過ごしたくなったら、ぜひ訪れてみてください。
※この記事にはプロモーションが含まれます。